これから学費を用意するなら何をする?失敗談を元にファイナンシャルプランナーが伝授!

お金のことをちゃんと考えなきゃなぁと、
これまでの浪費癖を反省中のゆうか。
3歳の娘の学費について学ぶべく、
ファイナンシャルプランナーの黒須かおりさんを訪ねました。

登場人物

黒須先生

女性を中心に、一生涯を見守るFPとしてmoney&キャリアのコンサルティングを行う。幸せになるためのお金の知識など幅広い資金計画とライフプランのアドバイスを手がけている。

ゆうか

バリバリ営業ができるリッチ貧乏。プライドが高い超浪費家。

息子が進学した大学の年間授業料は、なんと200万円!

こんにちは。
今日は3歳の娘の今後の学費について相談にきました。

学費ですね。
そうしたら、まずは私の失敗談からお話ししましょうか。

え、何があったんですか?

長男の学費として、学資保険で200万円積み立てていたんです。
高校までは公立で、大学から私立だとして、まぁこのくらいあればどうにかなるかなと思って。

先を聞くのが怖い気がするんですが、現実はどうなったんですか…?

まず公立ではなく、私立高校に進学しました。

公立と私立だと、どのくらい学費は変わるものなんですか?

息子の高校の教育費は約5万円/月
これが公立だと1万円程度/月なんですよ。
高等学校等就学支援金制度があるので公立高校は実質無料なんですけどね。

なんと5倍!

さらに入学金が30万円制服代が10万円…といった感じで、とにかくお金がかかります。

小学校から私立に入れるだなんて、夢のまた夢ですね…。
大学はどうなったんですか?

薬剤師を目指して私立大学に進みました。

また私立!

医療系学部は学費が高くて、しかも6年間通うんですね。
年間の授業料は約200万円だから、総額はなんと1200万円です…。

ひえ〜〜〜!

2回行う実務実習は1回35万円で、教科書代も高い。
こんなに学費がかかるなんて予定外でした。
学資保険の200万円じゃ全然足りない。
毎月10万円くらいづつ学費用に準備しておいても結局、不足分は奨学金で補いました。

どうしよう、すっごい不安になってきました…。

学資保険には入らなくていい!

私の娘は3歳なんですが、黒須さんがこれから3歳の子を育てるとしたら、学費はどうやって用意しますか?

まず「学資保険」には入らないですね。

学資保険はお金が増えるんですよね?
なんで入らないんですか?

子供の学費に備える「学資保険」ってなに?

今の「学資保険」は利率が低いんですよ。
元本割れするものもありますし、私だったら別の方法を検討します。

別の方法?

まず児童手当には手をつけません。
これだけ貯めておくだけで16年間で200万円前後にはなりますよね。

おぉ、200万円にもなるんですね!

児童手当は家計には関係のないお金なので、初めからなかったものとしてきっちり通帳を分けるなどしてためておいてください。

児童手当は手をつけない、なるほど。

そして貯金をしているだけではお金は増えないのでさらに他の方法を考えます。
例えば児童手当以外に準備する分のお金を「つみたてNISA」に回しますね。
長期スパンで分散投資すれば、元本割れするリスクはかなり低くなります。

イケメンボディガードことNISAですね!

NISAを例えるなら、あなたのイケメンボディーガード

「いくらまで出すのか」を決めて、選択肢を知るべし!

ただ正直なところ、子供がどんな進路に進むのかがわからない以上は「いくらあれば安心!」っていうことはないんですよ。

たしかに。

大事なのは、「いくらまで出すのか」を決めることです。
全額負担してあげたいと思うのが親心ですが、そのために親が莫大な借金を負ってしまっては、老後の資金も貯められなくなってしまいますからね。
その金額を超えるようなら、それでも本当に行きたいのかを子供に確認して、意志が固ければ奨学金で補うのがいいのかなと思いますね。

上限を決めないととんでもないことになりそうですもんね。
奨学金が返済できない人がたくさんいるってニュースをよく見るんですが、そこは大丈夫なんでしょうか?

給付型や無利子の奨学金もありますが、ひとり親家庭などが優先されます。
一般家庭だと有利子の奨学金になるケースが多いですから、返済イメージをきちんと教えてあげることは必要だと思います。
金利も金融機関の教育ローンよりも低くなっています。
(※2018年5月の利率固定方式の金利は0.23%)

そこは親が責任を持って教えてあげたいですね。
説明できるようにちゃんと私も勉強しなきゃ。

他に親が借りる方法として教育ローンもありますが、奨学金よりは金利が高いので、まずは奨学金を検討することをオススメしますね。

やり方はいろいろあるんですね。
私立の学費がえげつない金額だってことも含めて、良い勉強になりました。

よかったです。
この先どのくらいの学費がかかって、その学費を補う選択肢にどんなものがあるのか。
ここを知っておくことは本当に大切ですよ。

こんなにかかるのかぁって、現実を見てちょっと落ち込みましたけどね…。

娘さんが3歳なら、まだまだ時間はあります。
高校入学までは10年以上あるわけですから、これからしっかり準備をしましょう!

黒須さん、今日はありがとうございました!

取材協力者

Related article

関連記事

Ranking

ランキング