初心者ママ必見!投資信託のリスクと手数料はここでチェック

“なんとなく貯金”を続けていためんどくさがりのあきえ。
しかしCFP®杉山夏子さんに相談したのを機に
ほったらかし投資に関心をもつように。

投資信託の選び方について相談するため
ふたたび杉山さんの元を訪れました。

前回の記事

これで大丈夫!初心者ママが投資信託を選ぶコツは目論見書にあった

登場人物

杉山先生

お金の相談数は年間50組以上!
日本FP協会 CFP®資格を保有。

あきえ

38歳、正社員・WEBデザイナー
世帯年収600万円(旦那200万円・あきえ400万円)
子供1人・4歳男
貯金300万円(別で学資保険200万円契約)
投資経験なし

金融における「リスク」という言葉の意味

では次なんですが、「ファンドの仕組み」って書かれてますよね。

はい、ベビーファンド?マザーファンド?って書かれてます。
これはなにを意味するんですか?

ファンドの仕組み

ここは皆さんが出したお金の流れが書かれています。
Aファンド(ベビーファンド)からマザーファンドと呼ばれる、他のファンドからもお金が入ってくる箱にお金を入れ直して、それから運用に回されるということです。

へー、そういう感じで運用されるんですね。
では次は…「投資リスク」と書かれてます。

投資リスク
基準価額の変動要因

目論見書を読んだことがない方は一度は読むと良いと思いますが、ここを読む前に、投資のリスクについて理解しておくのが先です。
リスクというのは、金融の世界では「可能性」のことで、危険ということではありません。
その商品が、どのような値動きの可能性があるのかが書かれています。

リスクってそういう意味なんですね。

重要なことが書かれているのですが、形式がある程度決まっています。
結局、責任は投資家自身にありますよという話です。
なので毎回すべてを読む必要はありません

目論見書で見るべきポイント3
「投資信託の騰落率」

となると、つぎに見るべきところはどこですか?

「投資信託の騰落率」ですね。

ファンドと代表的な資産クラスとの
騰落率の比較

これはどう見れば良いのでしょう?

これはAファンドが5年間で、投資信託の値段(基準価額)が最大どれだけ増えて、最小でどこまで下がったか、平均どれくらいだったかを示しています。
一番左側がAファンドで、右側にその他の資産がどれだけ上がったか、下がったか、その平均と横に並べて比較できるようになっています。

ということは、一番左のAファンドよりも、日本株のインデックスを買った方が良かったということですか?

マイナス22%を受け入れられるのであれば。
たしかに最大値はAファンドよりも日本株の方が高いですが、マイナスはAファンドの方が0に近いですよね。

たしかにそうですね!
プラスの方ばかり見てしまってました。

マイナスを踏まえて考えれば、Aファンドの方がマイナス幅が浅く、かつリターンをしっかり作れているので、Aファンドの方が良いという見方もできます。
期間によっても数値は違ってくることも考えながら、プラスだけでなく、マイナスをしっかり見るようにしましょう。

目論見書で見るべきポイント4
「投資信託の費用」

さいごに見るポイントは「費用」です。
いろんな費用がありますが、見るべきところは以下です。

ファンドの費用

  • 購入する時にかかる「購入時手数料」
  • 換金する時にかかる「換金時手数料」「信託財産留保額」
  • 毎日かかる「運用管理費用(信託報酬)」

Aファンドは、購入時手数料、換金時手数料、信託財産留保額、ぜんぶ「ありません。」って書かれてます!
無料ってことですか?

そうですね。
「ありません」と書かれている場合は無料です。

運用管理費用(信託報酬)は、年率0.3%(税込)と書かれているのですが、これはどういう意味ですか?

運用管理費用(信託報酬)というのは、投資信託を運用するにあたっての経費です。
運用には、委託会社・販売会社・受託会社の3社が関わっていて、それぞれに対して支払われる費用をまとめたものが信託報酬です。

何に対して0.3%なんですか?

投資信託の純資産総額に対して、0.3%がかけられます。
毎日値動きしますから、毎日計算されます。

え!毎日費用がかかるんですか?

実際には費用がひかれて、その後口数で割って基準価額が出されていますので、払うという感覚はない、実感することの少ないコストです。
保有期間中に投資信託は値動きしますから、投資信託を運用している会社側からすると、純資産総額があがれば信託報酬は高くなりますし、同様に下がれば安くなります。

なんだー、少ないコストなんですね。

インデックス型の投資信託は、最近は値引き合戦になって0.01%の差を争っています。
信託報酬が1%未満は当たり前、0.25%前後と激安価格になってきています。
逆にアクティブ型は運用にかかる経費が高くなるので、1%以上するものがほとんどです。

そうなんですね!
それならインデックス型が良いってことですね。

「信託報酬が安い≒良い投資信託」ではありませんよ。
きちんと方針を明確にして運用の仕事をしているアクティブ型はそれなりの成績を上げています。
また、ターゲットイヤー型(ターゲットデート型)と呼ばれる面白いタイプの投資信託もありますので、簡単に紹介しますね。

〜 つづく 〜

取材協力者

TEXT:mamachari編集部

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