これで大丈夫!初心者ママが投資信託を選ぶコツは目論見書にあった

“なんとなく貯金”を続けていためんどくさがりのあきえ。
しかしCFP®杉山夏子さんに相談したのを機に
ほったらかし投資に関心をもつように。

投資信託の選び方について相談するため
ふたたび杉山さんの元を訪れました。

前回までの記事

家計見直しでつくったお金を1.4倍にする方法と心構え

登場人物

杉山先生

お金の相談数は年間50組以上!
日本FP協会 CFP®資格を保有。

あきえ

38歳、正社員・WEBデザイナー
世帯年収600万円(旦那200万円・あきえ400万円)
子供1人・4歳男
貯金300万円(別で学資保険200万円契約)
投資経験なし

投資信託でプロに運用をお任せ

すいません、またお時間頂いちゃって。

いえいえ、とんでもないです。
きょうはどんなご相談ですか?

お金を貯める以外にも投資っていう方法があるっていうのはまったく考えたことがなかったんですが、先生に相談してから自分でもできるかもなって思うようになりまして。

「投資」と聞くと、先入観で難しいイメージを持ってしまう方が多いのですが、投資信託であれば運用のプロフェッショナルに任せることもできます。
なので、あきえさんも投資信託を検討されても良いと思いますよ。
つみたてNISAの口座開設をされるのであれば、その中で投資信託を買うことになりますしね。

そうですよね!
実際に投資信託を選ぼうと思ったんですが、なにから始めればいいのかがわからなくてですね…。
それできょうは一緒に考えさせてもらいたいなと思いまして。

投資信託選びの第1歩はカタログ

投資信託と一口に言っても、日本で買えるものは6,000本以上あります。はじめての方が悩まれるのも当然だと思います。

6,000本!?
なにから始めればいいのでしょうか?

まずはカタログを見ましょう。

カタログですか?
カタログっていうのは家電の説明書みたいなやつのことですか?

そうです、そのカタログです。

投資信託にもカタログってあるんですね。

ありますよ。
「目論見書(もくろみしょ)」と呼ばれるものがカタログにあたります。

目論見書っていうんですか。
なんだか難しそう…。

はじめての方が目論見書を見ると難しいと感じるのではないかと思います。
でも見方、見るべきポイントがわかれば一人でも見れるようになります。
きょうはそのポイントをお教えしますね。

心強いです。
よろしくお願いします。

では、きょうはこの投資信託の目論見書を見てみましょうか。

投資信託の名前:Aファンド

  • 追加型投信
  • 内外
  • 資産複合
  • インデックス型

※架空のものです。

先生、もう心が折れそうです…。

早いですね(笑)。
でも大丈夫ですよ!
まずはAファンドの目論見書からゆっくり見ていきましょう。

ふー、がんばります!

目論見書で見るべきポイント1
「商品分類」

表紙には投資信託の名前や会社名が書かれています。
まず見てほしいポイントは「商品分類」です。

商品分類と属性区分

まず、この投資信託は「追加型」です。
追加型は、”いつでも買えるよ”というもので、単位型は買える時期が決まっています
一般的な投資信託はこの追加型になります。

買いたいときに買えないものがあるんですね。

単位型の投資信託は運用が始まると購入することはできません。
ですが、現在販売されている投資信託はほぼ追加型ですので、この分類は特に重要というわけではないので、そういうものとして認識してもらえれば大丈夫です。

重要じゃない点を教えてもらえるのはすごく良いですね。
投資対象地域が「内外」っていうのは、日本と海外ということですか?

その通りです。
日本だけでなく、海外にも投資しているという意味ですね。
次の投資対象資産「資産複合」というのは、株式、債券など”いろんなものに組み合わせて投資しますよ”という意味です。

Aファンドは日本と海外のいろんなものに投資するんですね。

そういうことです!
あきえさん、インデックス型というのは何の意味だかわかりますか?

いいえ!わかりません!

インデックス型というのは、指標に合うように運用するタイプのことを意味します。
そして指標とは、国内株式ですとTOPIX(東証株価指数)日経平均(日経225)なんかがあります。

TOPIXも日経平均も聞いたことがあります!

この投資信託は「インデックス型」と書かれているので、そうした指標に合わせて運用されることになります。

Aファンドはどの指標に合わせて運用されるんですか?

Aファンドは投資する資産それぞれの指標に合わせて運用されます。
では、次のページの「投資信託の特色・特徴」を見てみましょう。

目論見書で見るべきポイント2
「特色・特徴」

ファンドの特色
国内外の株式・債券・REIT(不動産投資信託証券)に分散投資を行います。

国内外の株、債権。
リ、リ、リート?に分散投資するって書かれてますね。

リート(REIT)というのは不動産の投資信託のことです。
投資家から集めたお金で不動産を購入・運用・売却することで収益をたて、利益を投資家に還元します。

Aファンドは、日本の株、債権、リートと海外の株、債権、リートに投資するんですか?
すごいたくさんありますね!

地域と資産が分散されているので、この投資信託1本でリスクを分散することができますね。
投資信託によって、資産への投資割合は異なりますので必ずチェックするようにしましょう。
ちなみにAファンドはすべて均等に分ける、としています。

わたしが一人でこれだけバラバラに投資するなんて無理ですもんね。

無理ですね。
1つの会社の株を購入するのにも高いところだと100万円以上は必要です。
安く投資ができて、リスクを分散できるのは投資信託の良い点ですね。

なるほど。
投資信託のどのへんが良いのかわかってきました!

もう1つ、この投資信託には特徴があります。
購入時・換金時の手数料が無料という点です。

これはすごくお得なんですか?
他をよく知らないので、どれだけすごいのかがわからなくて…。

ここ1、2年でノーロードが主流になってきてますね。
ノーロードというのは、手数料が無料のもののことです。

ということは、以前は手数料は無料じゃなかったんですね。

そうですね、それまでは3%程度が主流でした。
手数料が高いものがダメだというわけではありませんが、3%だと、運用成績が3%マイナスの状態からスタートすることになります。
なので投資家から見ると手数料は無料の方が運用効率は高いと言えます。

安い方が良いっていうだけじゃなく、そういう意味でも手数料無料は良いんですね。

お金を運用してもらっているわけですから、すべて無料というわけにはいきませんが、販売手数料は無料のものを選ぶ、これは一つ覚えておいてください。

〜 つづく 〜

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初心者ママ必見!投資信託のリスクと手数料はここでチェック

取材協力者

TEXT:mamachari編集部

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