家計の支出を効果的に抑えるには何を見直すと良いのか

めんどくさがりなあきえは、
いいらしいと分かっても、なかなか行動しない。
なんとなく貯金はしておいた方が良いと思い、
生活費から余ったお金を貯金へまわしている現状。

ふといまの貯金額で大丈夫なのかな?と不安に思い、
CFP®杉山夏子さんの元を訪れました。

前回の記事

家計を見直すときのコツは「10年単位」と「脱・延長線」

登場人物

杉山先生

お金の相談数は年間50組以上!
日本FP協会 CFP®資格を保有。

あきえ

38歳、正社員・WEBデザイナー
世帯年収600万円(旦那200万円・あきえ400万円)
子供1人・4歳男
貯金300万円(別で学資保険200万円契約)
投資経験なし

では、つぎに支出を見直すポイントについて解説しますね。

支出かー。
なにをすると効果的なんですか?

家計の支出を見直すには、
1円単位で月の支出を把握すべし!

それは普段どこにお金を使っているのかによって変わるのですが、あきえさんは家計簿をつけてらっしゃらないんですよね。

つけてないです。
細かいことを続けることが苦手でして。

でしたら、1ヶ月だけで良いので1円も漏らさず家計簿をつけてみてください

1円もですか!

はい、1円も漏らさずです。
なぜかというと、大雑把にやっても意味がないんです。
どの支出を削ることができるかを把握するには1円単位にこだわらないと見えてきません。

そ、そうなんですね。
気合いを入れてがんばってみます!

支出額が大きい車や保険は代替できる

お願いします。
削ると効果が大きいのは、車や保険などですね。
実は仕事でもプライベートでも車をあまり使っていない方は多いです。
そういった方は、最近はカーシェアがありますし、レンタカーでも十分かもしれません。
車を手放して、そうしたサービスを利用する方が支出面でお得ですよね。

車ってすごくお金がかかるイメージですね。
うちには車がないので、保険の見直しですかね。

わたしは医療保険に入るくらいなら、貯金に回した方が良いと思います。

保険は入らなくてもいいんですか!

もともと医療保険は海外で作られた商品なんですね。
アメリカに旅行へ行ったときに盲腸になって300万円も請求されたなんて話がありますが、アメリカは医療負担が100%だからということもあります。

日本だと30%ですよね?

そうです、日本は30%負担残り70%は国が負担してくれます。
ここまで充実した健康保険の仕組みを持った国はありません。
どんな病気に掛かっても30%負担!
こんなお得な保険、なかなかありませんよね。

なるほどー!

それに、日本の社会保険には「高額療養費制度」というものがあり、仮に手術代が100万円かかったとしても、わたしたちの一ヶ月の負担は8万円程度で済むんです。
(負担金額の上限は、所得によります。)

ということは、8万円の貯金さえあれば大丈夫ということですか?

さすがに8万円だけでは心もとありませんが、保険料として毎月支払うお金を貯金にまわせば十分カバーできると思います。
例えば毎月5,000円の保険料(掛け捨て)を支払った場合、10年でいくらになりますか?

毎月5,000円だから、年間6万円
10年60万円
かなり貯まりますね!

60万円は大きいですよね。
もし病気にならなければ、それを旅行代に使っても良いわけです。
保険料にお金をまわすよりも、お金の使用目的を狭めずに持っておくことができますよね。

保険には絶対入っておかないといけないんだと思ってました!

学資保険なんかも同じですね。
最近は、200万円もらうために220万円も払込みをしないといけない商品なんかもあります。
それなら、まだ銀行に預けておいた方がましですよね。

でも、学資保険だと親に万が一があっても満期まで払い込んだ金額と同じだけもらえるんですよね?

万が一って亡くなったときですよね。
それなら生命保険に入った方が良いんじゃないでしょうか。
そちらの方が保障額が大きいですし。

保険の印象が変わりました。
絶対に入るべきものだと思っていたので。

もちろん入った方が良い方もいらっしゃいますし、その方のお考えや状況次第ですね。
もし保険には入っておきたいという方は、都道府県民共済などの共済保険を検討されても良いと思います。

都民共済っていう言葉を聞いたことはあるんですが、なにが良いんですか?

民間の保険よりも掛け金が圧倒的に安い点ですね。
それに、非営利団体なので契約者から集まった掛け金が支払いよりも多かったときにお金を戻してくれたりします。

へー!安くて親切ですね。

ただし、生命保険料控除の金額は低くなるかもしれません。
税金の控除は、確定拠出年金の方が多いですから、保険料で浮いたお金を、確定拠出年金に回せば、税金の控除額も多くなります。

いろいろあるんですねー。

話をまとめますと、支出を削ろうとする際にはまず固定費を削ることを考えると良いでしょう。
ご相談に来られる方のなかには「食費かかりすぎですか?」という方もいらっしゃるのですが、食費は削ってもすぐに戻ってしまいます。

そもそもなんですが、固定費っていうのはどういう意味ですか?

毎月かかる支出のことですね。
先ほどお話しした保険料や車の維持費は毎月かかる支出ですので、そこを削ることは効果的です。

なるほどー。

では、最後に必要なお金を蓄えるときのポイントを解説します。

〜 つづく 〜

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家計見直しでつくったお金を1.4倍にする方法と心構え

取材協力者

TEXT:mamachari編集部

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