防御力大!投資初心者でも使える”ドルコスト平均法”

お金についていろいろ勉強してきたゆうか。
お金を運用するのがなぜ必要なのか?
税金が優遇される制度ってどんなのがあるのか?
だいたいわかってきたんだけど、
じゃあ何に投資するといいのか?を相談するため、
CFP®の高木典子さんのもとを訪れました。

登場人物

高木先生

外資系投資銀行など金融業界からFPに転身。
日本FP協会 CFP(R)資格を保有。

ゆうか

バリバリ営業ができるリッチ貧乏。プライドが高い超浪費家。

前回の記事

車を運転する方がよっぽど危険?投資”リスク”の誤解

投資のリスクはコントロールすることができるのですか

投資リスクを分散する基本の3つがあります。

  • 資産分散
  • 地域分散
  • 時間分散

株式だけでなく債券、日本だけでなく海外といったように動きが違うものを組み合わせたり、買うタイミングをずらすことによってリスクを分散するというわけです。

そうなんですねー。
リスクを分散すれば損しないんですか?

リスクを抑える「ドルコスト平均法」

リスクを分散すれば、絶対に損しないというわけではありません。
ですが、経済は昔からずっと成長を続けています。
これからも経済は大きくなっていくでしょう。
なので、過去のアメリカなどを見ても、一時的に相場が下がっても、時間とともに回復してきています

そういうもんなんですね。

その前提で考えると、相場がさがったときというのは、同じ金額で買える量が増えるタイミングだといえます。
これから上がるのなら、安いときに多く買っておいた方がお得ですよね?

でも相場がさがったときに買うのはこわくないですか?

それは自分で納得した商品を買っていないとそう思うかもしれません。
でも、自分で調べて良い!と思った商品であれば、一時的に下がったら、たくさん買えてラッキーと思って買い続けるのがポイントです。
相場が上がろうが下がろうが、同じ期間に同じ金額だけ買い続けることです。
これをドルコスト平均法といい、時間を分散してリスクを分散する方法です。

相場が下がったときこそお買い得と捉えるんですね!

実際に、15年前から投資をはじめられて、2008年のリーマンショックで40%近く下げたことがあったのですが、やめずにつづけたことによって、昨年には投資額の倍近くになり、もうすぐ定年退職されるという方がいます。
あれだけ大きな不況時代をはさんでも、結果を出している人もいます

それはすごい話ですね!
でも、3つの分散とか難しそう…。
私にもできますか?

でしたら、まずは、時間を分散することから始めてみてください。
そして、下がってもやめない!
ゆうかさんもこれは必ず守るように徹底してくださいね。

ぜったいに守ります!

株式とは?

時間の分散のほかに、リスクを低くするポイントとして、「資産の分散」株式や債権を組み合わせると話しましたが、株式とはなにか説明できますか?

あー。えーっと。
「今日の株はいくらでした。」みたいなことをテレビでよく聞くんですけど……。
すいません、わかりません。

なんとなくわかるようで、でも説明するのは難しいですよね。
株は毎日値動きしています。
では、なにを元に株の値段(株価)が動いてると思いますか?

会社が儲かってるかどうか…ですか?

そうです!
「儲かる=業績アップ=利益が上がり会社が大きくなる」ということです。
会社が成長することを応援しようというのが株式。
だから、会社が成長すると株価も高くなっていきます。

応援したいだけじゃないですよね?
その会社の成長を応援すると、どんな良いことがあるんですか?

「応援してくれてありがとう」ってことで利益を還元して配当金をくれたり株主優待っていう自社商品などのプレゼントをくれたりします。
あとは、その会社が成長して株価もあがれば、株を売ったときに売却益という利益を得ることができます。

だから応援するんですねー。

債券とは?

債券はどうでしょう?
ご存知ですか?

それは前に勉強したことがあるので知ってます!

国債を買った=わたしは国にお金を貸している!

国がお金の借り手になるのが国債ですね。
満期になったらお金が戻ってくることが約束されています。
株はこの約束がないので、一般的にリスク・リターンは国債より高くなります

さっきの記事で読んだんですけど、
100万円の個人向け国債を買っても、1年で500円しかリターンがないんですよねー。

投資信託とは?

投資信託はどうでしょう?

投資信託もまえに勉強したことがあります。
プロが代わりに運用してくれるんですよね?

投資信託はプロがあなたに代わってお金を運用

そうです!
業績やチャートを見て分析するのは大変ですよね。
それをファンドマネージャーというプロがやってくれます。
株式は500円では買えませんが、投資信託は500円くらいから買えるところもあります
少額から始められるところも魅力ですね。

1つの投資信託で、すごいたくさんのところに投資してるんですよね?

そうですね。
何十、何百っていう会社や債券に投資してますね。
個人でそれだけ広く投資するには何億とお金が必要ですが、投資信託なら500円でそれが可能です。

投資信託っていいですねー!

ただし、直接買うわけではないので、プロたちのお給料がかかる分コストもかかるという点には注意が必要ですね。

ボランティアでやってるわけじゃないですもんね。

インデックス運用とアクティブ運用について

インデックス運用の場合はコストが低いのですが、アクティブ運用は高い傾向があるので、特に確認が必要ですね。

インデックス?アクティブ?
すいません、それ知りません。

そうでしたか!
運用の手法ことなのですが、インデックス運用というのは、あらかじめ決められた指標(ベンチマーク)となるべく同じ動きをするように運用することをいいます。

ベンチマーク?

投資信託の運用が上手かどうかを判断するときの材料として使われます。
例えば、ペーパーテストを受けました。80点でした。
でも平均点がわからないとそれが良いのか悪いのかわからないですよね。
平均点が60点なら80点が良い点数だとわかる。
ベンチマークと同じ、乱暴な言い方をすると、平均点と同じならいいんじゃない?っていうのがインデックス運用です。

え!平均点でいいんですか?
もっと上を目指せばいいのに。

経済は成長するという前提で考えると、相場に合わせるというのは長期的に見れば運用成績も上昇傾向にあるということです。

そういうものなんですね。

一方で平均点よりも上を狙おうよっていうのがアクティブ運用です。
平均点よりも高い点をとるためには努力が必要です。
実際の投資信託でいいますと、ファンドマネージャーが企業に訪問したり、調査したりするんですね。
そのためコストがインデックスよりも高くなります。

コストが高くなっても、平均点よりも高いんだったら、アクティブ運用の投資信託の方がリターンは大きくなるんじゃないんですか?

いくらプロとはいえ、神様ではないので相場を読みきることは不可能なんです。
1年で見るとインデックスよりも運用成績が良い投資信託はありますが、5年〜10年でみるとほぼインデックスの運用成績を下回っていますので、アクティブ運用の投資信託を選ぶなら運用がうまいかどうか見極めるスキルがより必要となります。
これから15年も投資していくわけですから、なるべくコストが安く運用が良い商品を選ぶことが大切ですね。

へー!プロでも相場を読むのは難しいんですね……。

一通り金融商品については理解できましたか?

株式、債権、投資信託、理解できたと思います!

では、口座開設について話しましょうか。

つづく

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口座はこれ!金融機関はここ!投資信託を選ぶときのポイント

取材協力者

TEXT:mamachari編集部

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